あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【日経】「共育てモデル」で未来を切り拓く - 日本の人口減少を乗り越える道(ハーバード大教授メアリー・ブリントン氏)

みなさん、お元気ですか?荒川区議の大月です。 気になった記事が日経新聞にありましたので、ご紹介します。 日本の人口減少が深刻なペースで進んでいます。ハーバード大学の教授が原因は「2つの岩盤」といい、新たなモデルとして「共育てモデル」を提案しています。

「日本の岩盤とは?」 まず、日本社会を縛る「2つの岩盤」とは何でしょうか?その1つは、ジェンダー平等に関する誤ったイメージです。現在、さすがに女性が仕事をすることは駄目とまでは言われませんが、女性が仕事と家庭を両立するには「スーパーウーマン」であることを求めています。 この根底には特に日本は「パパは仕事で稼ぎ、ママは家庭を守る」という考え方があり、もし女性が仕事をしたいなら「スーパーウーマン」になれという考えがあるからだと思います。この社会風潮が、出生率低下の背景になっています。

働くママ、子育てパパ

もう1つの岩盤は、「男性は育児休業を取るべきではない」という考え方です。改正育児・介護休業法が施行されても、男性の取得率は低いままです。これは現在の経営者の方々は「パパは仕事で稼ぎ、ママは家庭を守る」で出世してきた成功体験があり口には出しませんが「男が育児休業!?」となります。男性のキャリアを縛りつけ、子供を持つことが職場の迷惑になるという雰囲気も、出生率低下に拍車をかけています。

「共育てモデル」 ここで、私たちが目指すべき「共育てモデル」について考えてみましょう。女性だけでなく男性も育児に参加し、仕事と家庭を共に楽しむ社会。しかし、これには組織のマネジメントの見直しや、労働環境の変革が必要です。特に、育休中の男性の給料100%保障や、女性の所得税の配偶者控除見直しを提案しています。これにより、育児に対する負担が軽減され、家庭と仕事の両立がしやすくなります。

私事ではありますがさりげなく「共育てモデル」を実践しています。夕食や風呂掃除をし、昔は保育園につれても行きました。家事や育児に協力することで、嫁さんの給料が上がりました(笑)。しかし、妻からは「もっと頑張れ」と叱咤激励されることもありますが、もう少しで3人の子供が育とうとしてます。

最後に、政府の取り組みや社会全体の意識改革が必要です。育休取得の促進や児童手当の支給も重要ですが、同時に若い世代の賃金引き上げや非正規雇用者へのサポートが必要です。徐々にこの流れができつつあり、新しいモデルが広がり、日本の未来に明るくしたいと思います。