あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

女性が変えるIT後進国 日経6/19

現在、日本は「22年の日本のデジタル競争力は63カ国・地域のうち29位で、調査開始以来最低」だそうです。明らかにIT後進国です。

IT人材

長い間、ITで食いつないできた私ですが「女性が変えるIT後進国」は興味深く拝読しました。私自身はかっこよく言うとITプロデューサー、別の言い方をするとプログラムが書けない調整屋です(笑) 後進国になった理由はいろいろとあると思いますが、一つの要因は非正規の方の給料が安いという点です。IT投資をするより、人手でやったほうが、コストがかからないケースがあると理解しています。また、業務を変えたくないベテランが、仕事をしやすい状態を作りたいとの、日本特有の同調圧力もあるとは思います。

結果として、組織の経営者はIT化推進という経営努力を止めてしまいます。

「女性は家庭に入るべきだ」とか「女性は非正規」「女性は学歴が」すでにいつも言っていることかもしれませんが「日本の価値観」をアップデートしないと、後進国のままとなります。

逆に、ITの仕事は女性の制約を解き放つ可能性があります。「国土交通省によるとテレワークの実施率は22年度に74%と主要産業で最も高かった。働き方を柔軟に選べ、育児などをしながらでも働きやすい環境を整える企業が増えている」とのことです。また、ITの技術を持っていれば、技術力で勝負でき、「厚生労働省の22年の調査によると男性の一般社員の給与を1としたとき、IT産業の女性は0.83。金融保険(0.71)や製造業(0.79)より差が小さい」とのこと。

IT技術を持った女性がキャリアを磨き、IT化に貢献して、日本の平均給料があがるといういいことずくめですが、既得権益者が邪魔をしそうですね(笑)