経済の規模は「労働人口×労働力」と考えます。とはいえ、日本のGDPはグローバルで3位じゃないか、とおっしゃりたくなるとは思いますが、一人頭のGDPを見ると30位で、33,821ドルとなっています。つまり総GDPを人口数でカバーしていることになり、一人ひとりはどんどん貧しくなっているわけです。
前回、お父さんは、外で精いっぱい働いて、お金を稼いで、お母さんは家を守り子育てる日本の価値観と書きました。しかし、今、日本ではどんどん労働人口が減る中、どうすれば経済力を保てるのか?
日本の労働人口が減ると、経済力が低くなるんだから、本来、経団連の十倉会長には少子化対策には最優先と認識していただきたいのです。でも、児童手当とかの狭い範囲で理屈を唱えているんです。
私は「(女性の)キャリアを止めるな」を唱えているのですが、ホリエモンさんがドムドムさんの社長の例をだしていました。現在のドムドムさんの社長さんは、元々専業主婦で、子育てが見えてきたときに、渋谷の109のアパレルで就職したそうです。メキメキ頭角を現し、そこからドムドムの社長になったそうです。
現在の女性は、それなりの高等教育も受けて、生産性の高い人材も多くいらっしゃいます。簡単に少子化対策で増えたとしても、労働人口になるためには20年ぐらいかかります。まずはこの女性層に活躍していただいたら、日本の生産性も上がるんじゃないかと思っています。