あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

経団連十倉会長の「所得制限撤廃納得感が少ない」の問題点② 6/5日経

十倉会長(住友化学HPより)

成功者は成功の要因を当然のことながら自分を正当化します。そこに乗っかっていると「終わりの始まり」になります。歴史をみると新しい技術が入ってくるタイミングで、時代が終わります。江戸時代は約265年続きました。明治維新から終戦までは約77年です。しかし、終戦から約78年経っています。今の日本は、戦後で権力構造が変わり、その戦後を潜り抜け、高度成長を実現したと考えています。

ローマ帝国にせよ、モンゴル帝国・イギリス、そして今の米国と中国は、イノベーションが起こり、その国の生産性が圧倒的に高まり、その国が覇権を握るわけです。今の日本は、戦後に成り立ったスキーム(権力構造)で、米国で起こったイノベーションを輸入して、その技術を高めることに長けていた。そこでグローバル2位をゲットしたんだと考えています。

十倉会長の発想は、あくまで戦後のスキームから脱却できていないと考えます。お父さんは、外で精いっぱい働いて、お金を稼いで、お母さんは家を守り子育てをしていくという発想です。