あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

「見限るべき社長、ついていくべき社長」書籍:給料の上げ方④ デービット・アトキンソン荒川区

1%のベースアップができずに、いつの間にか世界の経済発展に置いて行かれた日本。「コツコツと真面目に働いていれば、給料は上げてもらえる」と思っている日本人は多いと思います。新橋の飲み屋で「このままでは、会社は発展しない!」なんてほざいても、私自身も偉そうなことは言えず「会社では上司とは無難にやったほうがよい」と、無言の圧力が加わり「給料を上げてくれ」とは言えなかったです。上司のお気に入りが出世していくことを横目で見ながら「ほーら、お前は会社組織でうまくやらなかったからだ」と言われていたような気がします。

しかし、日本人の給料があがらないなか、ご存じの通り企業の「内部保留」は激増しています。言い方を変えれば「従業員に分配すべきお金を貯めこんできた」ともいえるわけです。会社に飼いならされた日本人は「そうはいっても、何かがあった時の保険でしょ」と考えがちですが、本当に何かあったら従業員が先に切られるのが現実と思われます。

給料を決める社長

では、給料を決める権力のある社長や経営者と玉砕覚悟で交渉すると効率が悪い上に、日本の組織風土では、逆恨みされる可能性もありますね。

じゃあ、どうすればいいのか。一例ではあるとは思いますが「経営者の姿勢と経営方針、今後どのような経営戦略を取ろうとしているのか」を経営者と議論をするとのことです。自分自身も現在の日本社会状況そして会社の経営方針を理解して望まないといけないのでなかなかハードルは高いです。しかし、自分のことですので頑張るか、経営者の言いなりになるかを判断する必要があります。