あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【荒川区議会報告3】荒川区のDX化、実は進んでいるものの、課題は多く残っています①

荒川区議会で一般質問を行いました。区のDX化進捗について質問しました。

DX化(AC写真)

荒川区はDX化を推進するにあたり、行政サービスのデジタル化、行政事務のデジタル化、地域社会のデジタル化、デジタル人材の確保・育成の4つの柱に取り組んでいます。

具体的には行政サービスのDX化について、住民票の写しや特別区民税証明書等の電子申請のほか、コロナ過でのあらかわ遊園の事前予約、自転車置き場の利用関係等、約120種類ほどの手続きについてオンライン化を進めており、今後も新たな電子申請ツールを導入し拡大していくそうです。

行政事務のデジタル化については、現在、国主導の下に業務システムの標準化が喫緊の課題となっており、令和7年度末までの移行に向けた準備を進めているとのことです。先日、銀行の一部業務が停止されました。その原因は、やはり仕組みのアップデートに伴う、障害だったようです。令和6年度から7年度にかけて、区のネットワークをガバメントクラウドに接続するとともに、標準システムへの移行作業に着手し、対象システムを一斉に標準システムに移行する予定とのことでした。システムを再構築することは、非常に困難なことです。DX化の関係者は、システム停止しないように、ここに集中せざるを得ないので、リソース(人材力)の配分が難しいです。

また、地域社会のデジタル化については、誰もがデジタル化の恩恵を受けられるよう、デジタルデバイド対策を進めるとともに、町会や自治体等のホームページの開設やSNS等の活用を促進すること等により、若い世代を含め、誰もが地域活動に参加しやすい環境作りに取り組んでいきます。

デジタル人材の確保・育成については、職員全員がDXに関する基本的な知識を習得し、組織全体の機運を高めていくとともに、中心となる職員の確保・育成が必要とのことで、これまでも外部人材を活用してまいりましたが、デジタル化の進捗状況に応じた専門人材の確保を進めていくとのことでした。日本は人材不足で、しかもデジタル人材は外資に行けば、かなりの高級となるので、人材確保には困難があると思います。

荒川区がDX化を積極的に進めてはいるので、ある程度は、評価できると思います。

<今後に続く>