荒川区役所では、令和5年10月2日より、窓口での手数料等のお支払いについて、交通系電子マネーに加えて、クレジットカードやスマートフォンによるコード決済などを利用できるようになりました。これは、キャッシュレス決済が普及する中、区民サービスとしては不便であったと感じていた多くの方々にとって、朗報ではないでしょうか。
これまで、荒川区役所の窓口で利用できたキャッシュレス決済は、SuicaやPASMO等の交通系電子マネーだけでした。しかし、今回の追加により、以下のような種類のキャッシュレス決済が利用できるようになりました。
コード決済:auPAY、d払い、PayPay、メルペイ、楽天Pay 電子マネー:交通系、nanaco、楽天Edy、WAON、iD クレジットカード:JCB、VISA、Mastercard
また、キャッシュレス決済が利用できる窓口も、本庁舎だけでなく、区内各施設でもキャッシュレス決済が可能になりました。具体的には、
本庁舎:情報提供コーナー(有償刊行物販売代金)、区民施設課(ひろば館・ふれあい館施設使用料)、戸籍住民課(各種戸籍住基証明書手数料)、税務課(税証明手数料、臨時運行許可申請手数料)、国保年金課(納付済額証明書発行手数料、資格適用開始・終了証明書発行手数料)、北庁舎(生活衛生課(各種衛生手数料)、土木管理課(道路台帳平面図等証明手数料)、建築指導課(建築関係証明手数料、建築手数料)) 区内各施設:荒川さつき会館(施設使用料)、アクト21(施設使用料)、各区民事務所(各種戸籍住基証明書手数料、税証明手数料、臨時運行許可申請手数料、狂犬病予防注射済票交付手数料、ひろば館・ふれあい館施設使用料)、荒川ふるさと文化館(展示観覧料、有償刊行物・グッズ販売代金)、ゆいの森あらかわ(グッズ販売代金、乳幼児一時預かり利用料)、ふらっとにっぽり(施設使用料)、清掃リサイクル事務所(動物死体収集手数料)、がん予防・健康づくりセンター(検査等使用料)、きらきら子育て交流サロン(乳幼児一時預かり利用料) となっています。
私は、このようなキャッシュレス決済の種類の拡充は、荒川区役所の先進的な取り組みとして評価すべきだと思います。キャッシュレス決済は、現金を持ち歩く必要がなく、スピーディーで便利なだけでなく、コロナ禍での感染予防や災害時の備えにも役立ちます。また、キャッシュレス決済には、ポイント還元やキャッシュバックなどの特典もありますので、お得に利用できます。
ただし、キャッシュレス決済には、慣れない方や高齢の方もいらっしゃると思います。そこで、荒川区役所では、キャッシュレス決済の使い方や注意点などを分かりやすく説明するパンフレットや動画を作成し、窓口やホームページで配布したり公開したりしています。また、窓口では、キャッシュレス決済をご希望の方には、丁寧に対応してくれるそうです。もちろん、現金でのお支払いも引き続き可能ですので、ご安心ください。