あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【起業:Mopi】サンフランシスコのタクシーは自動運転、日本は?

お元気ですか?荒川区議の大月です。

自動運転車(Mopi社の許可を得ています)

今回は、スタートアップ企業の自動運転についてです。私自身、自動運転については詳しい訳ではないのですが、自動運転のスタートアップ企業であるMopi社の高田さんのお話を聞く機会がありましたので、ご紹介します。

素人的な考えだと、センサーが車に取り付けられていて、道路の状況を判断して自動運転するのかなと、私は安易に考えていました。しかし、日本では自動運転なんて、見たことないし、ちょっと話が飛びますが日本ではライドシェアですらタクシー会社の配下におかれていて、自由競争すらしていません。

ところが、サンフランシスコでは、すでにタクシーの配車はもちろん、運転自体も無人で自動が始まっているとのことです。

サンフランシスコの自動運転の仕組みを教えてもらいましたが、Google社が提供しているGoogleストリートビューみたいなものをデータ化して、それを自動運転に活かしているそうです。これには1兆円ぐらいのコストが発生しているそうです。しかも、時価総額が世界で4位のGoogleですから、余裕で資金調達出来るんでしょう。また、米国の場合は、片道3車線で道路自体は広々しています。

片や、日本ではどうか。

技術面の課題では、自動運転技術の社会実装には、技術面での課題が多く残っています。特に、日本の道路事情では、路上駐車車両の回避が大きな問題です。例えば、鳥取市での実証調査では、4.6kmの走行で80回中691件の手動介入があり、その半数以上が路上駐車の回避に関連していました。このような課題を解決するための技術開発がまだ十分ではないそうです。

自動運転技術について、国土交通省が主導する『地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)』に参加するにあたって、Mopiソリューションは検討を重ねた結果、上記のような理由から参加を見送ったそうです。

巨大な資金をもつ米国のテック企業と同じやり方では、勝ち目はなかなかありません。次回は現在のMopiの自動運転の方法をご紹介しようと思います。