お元気ですか?荒川区議の大月です。
荒川区のシンボルとも言える「あらかわ遊園」。子どもたちの笑顔があふれるこの場所が、今、サスティナブル(持続可能)な運営に、岐路に立たされています。
かつて私も子どもを連れて訪れた際には、遊具で無邪気に遊ぶ姿に目を細めたものです。最近では知り合いから「5歳の娘があら坊くんとあらみいちゃんに会えて大喜びでした!」と感想をいただき、改めてこの遊園地の存在意義を実感しました。
しかし、現実は厳しく、あらかわ遊園の運営は収支バランスが大きく崩れています。令和5年度の決算では赤字でした。もしこれが民間企業であれば、閉園も選択肢に上がる状況でしょう。しかし、あらかわ遊園は単なる事業施設ではなく、区民のためのサービス拠点です。赤字だからといって簡単に手放すべきではありません。
赤字でもよいのか、それとも収支を重視?
区営である以上、「区民サービスだから赤字でも構わない」という考え方もあります。実際、現在の荒川区は増収傾向にあり、多少の赤字は吸収できる状況です。とはいえ、日本全体が少子高齢化と経済停滞に直面している今、無策のままでは将来的に継続が難しくなるかもしれません。
私は、「赤字でも構わない」と楽観視するのではなく、あらかわ遊園が持続可能な運営を続けられるよう、収支バランスの改善に粘り強く取り組むべきだと考えています。