あら瓦版 (大月たけひろ公式ブログ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【視察】花やしき vs あらかわ遊園との遊園地比較②

お元気ですか?荒川区議の大月です。

花やしきイベント

 あらかわ遊園の収支を均衡させ、将来にわたって持続可能な運営のため、他の遊園地の視察をしております。今回は花やしきの2回目です。

 来園者の属性についても、事前の想定と差がありました。浅草という観光地の立地から、花やしきには多くの外国人観光客が訪れているものと考えていましたが、実際に確認できたのは十数名程度でした。園内を観察すると、主な利用者は小学生とその親御さんであり、国内のファミリー層が中心であることが分かりました。雷門や歴史の立地に恵まれていても、必ずしもインバウンド需要が安定的な収益につながっているわけではない点は、重要な示唆といえます。

 一方、あらかわ遊園は、都内で唯一の区立遊園地として、地域に密着した運営を行ってきました。2022年の大規模リニューアルにより、観覧車やアトラクションが刷新され、室内遊び場や水遊び場、動物とのふれあいコーナーなどが充実しています。特に、ヤギやアルパカなどと触れ合える「どうぶつ広場」は、お子様に非常に人気があり、あらかわ遊園ならではの大きな魅力です。動物に慣れていないお子様も多いことから、動物が危険ではないことや、感染症対策に細心の注意を払っていることを、より分かりやすく発信していくことが重要だと感じました。安心して利用できる施設であるという情報を丁寧に伝えることで、保護者の不安を和らげ、来園につなげる余地は大きいと考えます。

 また、あらかわ遊園には区民限定の年間パスポート制度があり、大人7,000円、小学生2,500円という価格設定となっています。メインターゲットである小学生とその家庭にとって、園の近くに住んでいれば「気軽に何度も行ける遊び場」となる点は、観光地の遊園地にはない大きな強みです。日常的に利用される存在になることで、安定した来園者数の確保につながる可能性があります。

 外国人観光客については、あらかわ遊園でもほとんど見受けられず、インバウンド需要によって大幅な収入増を図ることは現実的には難しいと感じました。そのため、まず重視すべきは、明確なメインターゲットである小学生とその親御さんを、いかに取り込むかという点です。花やしきの事例から学べるのは、限られた条件の中でも、体験の密度や満足度を高める工夫によって、来園者の評価を高めている点です。

 今回の視察を通じて、花やしきとあらかわ遊園は、それぞれ異なる強みと課題を持っていることが改めて明らかになりました。今後も他の遊園地の事例を参考にしながら、あらかわ遊園が地域の子どもたちに愛され続け、収支の均衡を図れるよう、現実的で丁寧な検討を重ねていくことが重要であると考えます。