お元気ですか?荒川区議の大月です。
あらかわ遊園の継続性の続きです。
収支のバランスを取るためには「攻め」と「守り」が大事
収支改善には、集客数の増加・客単価の向上・経費削減の3本柱が求められます。ただし、現時点では、インフレや物価高騰の影響を考慮すると、経費削減は慎重に行うべきでしょう。区の答弁でも「客層拡大と客単価向上を優先」としており、同意見です。
また、インバウンド需要は無視できません。インバウンドの観光客は浅草やスカイツリーへ行きます。あらかわ遊園は距離としては、9Km程度ですが交通手段はちょっと不便です。そこからバスなどを運行できれば、観光客が流入しやすくなるとは思います。また、外国人観光客向けのキャンペーンや、多言語対応の案内を強化することも考えられます。
「PDCA」を回せる体制が成否を決める
計画を立てるだけでは不十分です。重要なのは「PDCAサイクル」の実行力です。日本では計画(Plan)と評価(Check)ばかりが重視され、「Do(実行)」と「Action(修正)」が軽視されがちです。区の運営においても、計画倒れにならぬよう、迅速な実行と柔軟な修正を徹底する必要があります。
あらかわ遊園を未来へつなぐために
あらかわ遊園は、ただのレジャー施設ではありません。区民にとっては「思い出の場所」であり「未来の子どもたちへ残すべき財産」です。収支バランスを追求することは、存続のために避けて通れない道ですが、それは決して「営利追求のため」だけではなく、「区民に愛され続けるため」の道だと考えています。