お元気ですか?荒川区議の大月です。

■スタートアップ支援は「起業後」が勝負――荒川区の挑戦とこれから
今回も荒川区議会では、「スタートアップの育成支援」について質疑を行いました。
結論から言えば、荒川区の取組みは着実に前進していますが、今後は“起業後の成長”により一層力を入れるべき段階に来ていると感じています。
■起業支援は充実、しかし本当の課題はその先に
荒川区ではこれまで、創業支援セミナーやビジネスコンテスト、交流会、融資制度など、起業を後押しする環境が整備されてきました。実際、私も参加した昨年のビジネスコンテストでは、ロボットスポーツといった将来性のある分野に挑戦する起業家が生まれており、大変心強く感じました。
一方で、冷静に現実を見る必要もあります。
一般的に、起業した企業の約80%が5年以内に姿を消すとも言われています。
つまり、「起業できたこと」自体がゴールではなく、持続的に成長できるかどうかです。
■起業後に直面する“孤独”と“経営の壁”
区の答弁にもあった通り、起業直後の経営者は、
- 資金繰りへの不安
- 売上・受注の確保
- 経営判断の孤独
- ノウハウ不足
といった、複合的な課題に直面します。
特に印象的なのは「孤独」です。
一人で意思決定を行う重圧は想像以上に大きく、仲間と起業しても意見のズレから関係が崩れることもあります。実際に、トラブルが表面化した事例も耳にします。
だからこそ、行政の役割は単なる制度提供にとどまらず、“伴走者”として関わることが重要です。
■荒川区の現状評価――「仕組み」はできている
区は現在、
- 起業家交流会によるネットワーク形成
- 販路開拓セミナーや資金相談会
- 家賃補助などの負担軽減策
- 中小企業診断士や専門家による相談体制
など、重層的な支援を展開しています。
さらに、創業者のリスト化についても、
- セミナー参加者や相談者(同意者)をリスト化
- 定期的な巡回訪問で状況把握
- 情報を随時更新
と、一定の仕組みが構築されています。
ここは率直に評価すべき点です。
【続く】