お元気ですか?荒川区議の大月です。

選挙が入ってしまい、少し間が空きましたが、西武園ゆうえんちの続きです。
【視察】西武園ゆうえんち vs あらかわ遊園との遊園地比較① - あら瓦版 (大月たけひろ公式ブログ)
- 外国人観光客の動向とインバウンドの限界
昨今の観光業では「インバウンド需要」が注目されていますが、今回の視察ではあらかわ遊園・西武園ゆうえんち共に、外国人観光客の姿はほとんど見受けられませんでした。
アニメーションや先端技術を駆使した施設であれば海外からの集客も期待できますが、日本の「昭和」や「地域密着」をテーマにした遊園地の場合、言語の壁や文化背景の違いから、インバウンドによる劇的な収益増加を期待するのは現実的ではないと感じました。
- あらかわ遊園が進むべき方向性:小学生をメインターゲットに
あらかわ遊園が収支を均衡させ、かつ区民に愛され続けるためには、以下のポイントが重要であると考えます。
① 小学生以下の子供とその家族に特化する
西武園のように全世代(特に若者や中高年)を狙った「レトロ」という切り口ではなく、あらかわ遊園は「小学生が一日中楽しく、安全に遊べる場所」という原点に立ち返るべきです。
- 分かりやすい楽しさ: 子供たちが直感的に「また来たい」と思える遊具の充実。
- 適切な価格維持: 低学年や中学年の子供が友達同士、あるいは家族と気軽に何度も来られる価格帯(現在の1,800円前後)を守りつつ、回転率を上げる工夫。
② 狭さを武器にした高密度な空間作り
広い敷地を管理するには莫大な維持費がかかります。あらかわ遊園の「コンパクトさ」は、親の目が届きやすく、移動の負担が少ないという大きなメリットです。浅草花やしきのように、狭いながらもワクワク感が途切れない「密度」を高める戦略が有効です。
③ 外部人材(コンサルタント)との付き合い方
西武園ゆうえんちの事例では、コンサルタントに意思決定を委ねすぎた可能性が指摘されています。あらかわ遊園においては、外部の知見は「道具(ハサミ)」として活用し、最終的な経営判断は現場の状況と利用者の声を熟知している運営主体が責任を持って行うべきです。
- まとめ
西武園ゆうえんちは、現在、地元の有名人であるオードリーの春日俊彰氏を起用するなど、集客に向けた新たな試行錯誤を続けています。これは、ハード(施設)の改修だけでは限界があり、ソフト(人や企画)の力が不可欠であることを示唆しています。
あらかわ遊園においても、派手なリニューアルに頼るのではなく、地域の子どもたちが「自分たちの居場所」と感じられるような、温かみのある運営を目指すべきです。ターゲットを「地元の小学生」に絞り込み、彼らの満足度を最大化することこそが、結果として安定した収支と、笑顔の絶えない遊園地の維持に繋がると確信しております。
今回の視察で得た知見をもとに、より具体的かつ現実的な収支改善策を検討してまいります。