お元気ですか?荒川区議の大月です。

津城は城作りで有名な『藤堂高虎』の完成形となるそうです。ただし、残念ながら津城は跡地でした。
では、本題(公契約視察)です。
■「安さ競争」より「信頼競争」を
「安いことが評価される時代は、もう終わりです。
これからは、“人を大切にする企業”が評価される時代です。」
公共事業の本来の目的は、地域の人々の暮らしを良くすること。
もし安さを追求しすぎて、現場で働く人が疲弊してしまえば、結局その地域の生活基盤が揺らいでしまいます。しかし、無駄なコストを乗せられても困ることになり、バランスが難しいですね。
津市の公契約条例は、単に“企業への義務”を課しているのではなく、“地域の未来を守るための約束”を明文化したものなのです。
■労働環境を守ることは、地域を守ること
条例では、受注者が守るべき責務も細かく定められています。
たとえば、
・労働安全衛生法や雇用保険法などの遵守
・下請け業者との“対等な関係”の確保
・地元企業や地元資材の優先活用への努力
これらはすべて、地域経済を循環させるための大切な要素です。
地元の人が地元の仕事に誇りを持ち、正当な賃金を得て、家族と安心して暮らせる――その連鎖が地域を強くするのです。
津市の挑戦は、まさに「働くことの尊厳」を守る地方自治の姿勢そのものでした。
■荒川区でも、これからしっかり考えていきたい
現在、荒川区でも最低入札価格を設定し、極端なダンピングを防ぐ仕組みを導入しています。
しかし、津市のように“労働者の待遇”まで踏み込んで守る仕組みは、参考になります。
もちろん、地域ごとの実情は異なります。
しかし、「公契約によって地域経済を健全に保つ」という理念は、どの自治体にも共通していると思います。
今後、津市の取り組みを参考にしながら、荒川区でも“働く人を守る仕組み”をより進化させていけたらと考えています。
■最後に――“人を大切にする行政”へ
津市を歩いていると、古い町並みの中に新しい企業が息づいているのが印象的でした。
伝統と革新が共存し、経済の根底には「人を大切にする思想」が流れています。
「公契約条例」というと、聞き慣れない法律用語のように思えますが、要するに――
“まじめに働く人を守るためのルール”です。
行政がその旗を掲げることは、地域の希望を示すことでもあります。
津市には、あの「ベビースターラーメン」を作っている「おやつカンパニー」さんの本社があるそうです。ベビースターラーメンが全国の子どもたちを笑顔にしたように、津市のこの条例もまた、日本中の自治体に勇気を与えているように感じました。
ありがとうございました。