あら瓦版 (大月たけひろ公式ブログ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【視察①】だれがニュースを『ダメ』にした?──ポピュリズム化するマスコミ(西田亮介×佐々木俊尚)①

お元気ですか?荒川区議の大月です。

ゲンロンカフェ

ゲンロンカフェで行われたイベントをもとに「選挙と情報の関わり」について整理してみたいと思います。
新聞やテレビの影響力が落ちてきたこと、SNSが台頭してきたことなど、私たち有権者を取り巻く情報環境はこの10年で大きく変わりました。

 

1.新聞・テレビの影響力低下

かつては「一家に一紙」が当たり前だった新聞。ですが、いまや購読世帯は5割を切り、「新聞に載ることが社会の共通認識になる」という時代は過去のものになりました。出口調査でも、投票の判断材料として新聞を参考にする人は減少しており、従来メディアの影響力は縮小しています。

2.デジタル化と報道の空白

新聞社やテレビ局はデジタル化を進めていますが、収益モデルが確立できず、十分な調査報道や選挙特集が減っています。特に地方選挙では、地域密着の新聞が姿を消し「誰がどんな政策を訴えているのか」が有権者に伝わりにくい状況になっています。これは民主主義にとって深刻な空白です。

3.メディアへの信頼低下

新聞やテレビは「信頼できる情報源」とアピールしますが、読者や視聴者の側はコストを払わなくなり、結果として信頼度も下がってきています。
欧米では2010年代からファクトチェックが進みましたが、日本ではようやく2025年以降に整備される見通し。誤情報が流れやすい環境は選挙の公正さを脅かしかねません。

4.ネットメディアの未成熟とSNS依存

若者を中心に選挙情報の主な入口はSNSやネットニュースです。ただし、日本では独立系ネットメディアが収益を確立できず、持続的な報道が難しい状況。
結果、SNSの断片的な情報や誤情報に依存する傾向が強まり、候補者側も「公開の場で議論する」より「特定層を狙った広告」を重視する流れになっています。透明性が下がっているのは否めません。

5.情報は公共財?国家の関与不足

情報の流通は社会のインフラであり、公共財的な性質を持っています。しかし、新聞・テレビへの直接支援は限定的で、ネットメディアに至ってはほとんど支えがありません。過去、テレビは国の支援で普及した経緯がありますが、現在のネット報道にはそうした後押しが見られません。このままでは選挙報道の基盤が弱まり、情報格差が拡大しかねません。
(続く)