あら瓦版 (大月たけひろ公式ブログ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【視察:AI関連】プルラリティとはなにか(安野貴博×鈴木健×東浩紀)④

お元気ですか?荒川区議の大月です。プルラリティの続きです(長いですね。。。)

政治家 ChatGPTより

◇有権者2%の賛同と選挙成立の現実性

国政政党として成立するための条件は「得票数120万票(得票率2%)」です。一見高いハードルに見えますが、2024年の都知事選で安野氏は2.5%の得票実績を持っているので「非現実的ではない」という見解もあります。

  • 地方レベルでの人脈や既存政治家に依存せず、独自の政策提案を基軸に賛同を広げるという手法は、選挙運動における草の根型アプローチの可能性を示唆しています
  • 投票率が伸び悩む日本社会において、2%の有権者の関心をどのように惹きつけるかが、新興政党の現実的課題といえます。

この視察は参議院選挙の前でしたが、結果として「チームみらい」が2025年の参議院選挙の比例代表で1,517,890票取ったので国政政党として認められました。
よって、下記のメリットを得られるようになりました。
 ◇政党交付金の受給(年間約315億円が各政党に分配)
 ◇政見放送の利用(テレビ・ラジオで政策を発信)
 ◇選挙公報への掲載(党としての公約を掲載可能)
 ◇立法事務費の支給(議員1人あたり月額65万円)

 

◇ジョイン(Join)型制度と制度的実装の意義

台湾のJoin制度を参考に、誰でも政策提案をオンラインで投稿でき、一定数の賛同を集めた場合に行政機関が検討するという仕組みの導入を提案しています。これは、選挙という間接的な政治参加ではなく、直接的な提言ルートを制度化する試みです。

  • オープンソースで提供し、財政的負担の重い地方自治体にも導入を促進できるような枠組みが構想されております。
  • すでに複数の自治体の首長が関心を示しており、選挙と並行して継続的な市民参加を可能にする「選挙以後の関与」の重要性を指摘しています。

◇ブロードリスニングとAIファシリテーションによる熟議の深化

「一票による選好の表明」では捕捉できない多様で深い意見形成を補う手法として、台湾のJoin制度に似てはいますが、AIを用いたブロードリスニングが紹介されています。これは、参加者の発言に対してAIが継続的に質問し、情報提供や反論を織り交ぜながら思考を深めていく技術です。

  • 蓄積されるデータは、単なる感情的反応ではなく熟慮を経た意見となり、政策立案にとって有益な質の高い入力となり得ます。
  • また、他者との意見の接点やズレも構造的に可視化され、政策決定における合意形成の手がかりを提供します。

◇AIによるインタビューと選挙マニフェストの協働形成

候補者が掲げる政策集(マニフェスト)に対して、市民がAIを通じて意見を述べ、それに基づいてAIが修正提案を行うという「AIと会話するマニフェスト」の実践も紹介されました。これは、単なる選挙用パンフレットとしてのマニフェストから、市民との協働による政策文書へと機能が進化した好例です。

  • 選挙を「選ばれる場」から「政策を作る場」へと転換する意義が見い出されます。
  • このような構造は、政治家と市民との対話的関係を構築する文化の醸成に貢献します。

このように、選挙における民意の表現方法や制度設計に関する議論は、従来の枠組みを超えて、テクノロジーとの連携を前提とした新たな可能性を提示しています。特に台湾モデルの実例やAIファシリテーションの試行は、日本における将来の選挙制度の革新に資する示唆に富んでいるといえるでしょう。