お元気ですか?荒川区議の大月です。
ちなみに、この宇都宮市には、私が日々取り組んでいる「毎日8000歩ウォーキング」のルーツとも言える取り組みがあったことをご存じでしょうか。そう、あの「あらチャレ」。元々は、宇都宮市の健康ポイント事業を参考にしたものなんです。荒川区出身の某女子プロレスラーと競うため、始めた日課が、視察先の“あの街”で生まれていたと知ったときは、ちょっと驚きました。
とはいえ、なんでもかんでも「DX!アプリ!スマホで解決!」という流れに、私自身はさりげなく慎重派でもあります。なぜなら、私のスマホの中には、すでにIDとパスワードの“迷子たち”がたくさん…。しかも、あまり使わないAPLもたくさん、これ以上、管理するAPLとログイン情報を増やしたくないという、個人的かつ切実な事情もあるのです。
だからこそ、「このアプリは本当に必要か?」という視点で視察を行いました。結果、「必要な人にとって、これは間違いなく“必要”である」と感じました。特に、重度障がい者の手帳受け取り予約機能や、バリアフリーマップ機能は、行政サービスの“可視化”と“自立支援”を実現する鍵になるでしょう。情報の壁を越える手段が、こうして一つずつ形になっていく。そうした過程に触れることができたこと自体が、非常に貴重な体験でした。
また、今回の視察を通じて改めて思ったのは、「縦割りではなく、横連携」の重要性です。アプリの中の情報が、障がい福祉課だけでなく、なんと『市役所の窓口の混雑度合い』がリアルタイムに情報を提供しています。障がい者の方にとって、市役所に行くのはきっと大変だと思います。この情報を確認することによって安心につながります。
テクノロジーは冷たいものではなく、「人を支える優しさの器」になりえますね。そして、それをどのように使うかは、私たち自治体と、そこに住む人々の意志にかかっている。荒川区でも、使う人の立場から「ほんとうに必要か?」を問い続け、時に立ち止まり、時に前のめりに、一歩ずつ進めてまいります。