お元気ですか?荒川区議の大月です。
先日、サンパール荒川で開催された「中高生俳句バトルinあらかわ」を観戦しました。いやはや、俳句とはこんなにもスポーツのように熱くなるものなのかと、胸が高鳴りました。今回は全国から強豪が集い、決勝戦では開成高校と海城高校が激突。その戦いはまさに“俳句甲子園”へつながる白熱ぶりでした。
🥊 決勝戦は「脚」で対決!
決勝のお題は「脚」。このシンプルながら奥深いお題に対し、両校のアプローチは対照的でした。
例ではありますが、海城高校は、
「下萌えに脚を伸ばしてハーモニカ」
という句を披露。春の芽吹きに向かって脚をぐーんと伸ばす情景に、ハーモニカの音色がほのぼのと響く。自然と人間の一体感が心に染みます。
対する開成高校は、
「涅槃図の脚さまざまに冷えてをり」
と詠みました。涅槃図とは、お釈迦様の入滅を描いた仏教絵画。そこに描かれる多種多様な生き物が描かれております。しかし実はその脚が冷えているという様子を、春の微かな寒さと重ね合わせる。まさか涅槃図が春の季語だとは知らず、MCの方の解説に救われましたが、この句の奥深さに唸りました。
実際に赤開成高校の勝ちでした。
(続きます)