お元気ですか?荒川区議の大月です。
新年、明けましておめでとうございます。(少し遅いですね)
新聞等のマスメディアでは「不確実な時代」をテーマにしている論説が多かったです。ドラッカーさんは「人口動態は予想ができる」が「未来の社会情勢は予想はできない」と仰っています。
私自身は、子供の頃は高度成長時代、就職して少しバブルを囓りましたが、すぐに崩壊、景気停滞30年を民間で経験し、今に至っております。高度成長時代は日本社会に豊かになるとの方向性がありましたが、現在の若い世代が進むべき方向性を見失っているとのこと。
確かに、息子と話をしていると「どうしたら、楽な仕事をして、多くの生活費を稼げるか考えている」と堂々と言います。さすがに「え、それでいいのか」と言ってしまいますが、息子的には本音半分、親への反抗心も半分であるとは思います。しかし、娘達は、手堅かったり、逆にグローバルに出て行こうとしていたりします。
今までの日本は、会社やご近所というムラ社会で同じ価値観を共有しており、お隣がどうしているか気になる時代はありました。各論説では社会全体での同じ価値観を共有し実践するのではなく、自ら情報を得て、自ら考え、考えや価値観を自らアップデートしていく、自分PDCAが大事とのことでした。
昨日のNHKBSのTV番組で「日本社会はまだ江戸時代が続いている」説が紹介されていました。戦国時代は武力で課題を解決したが、平和が300年続いた江戸時代では話し合いで課題を解決したとのこと。そのためには社会で同じ価値観を共有しておく必要があった。明治維新が起こり、技術や服装は変ったが、個々人の価値観・あり方は社会で共有されてきたという説でした。
本当に日本人が個々人で考え・価値観をアップデートして個人主義を貫いた方がよいのか、社会全体の価値観・考え方をアップデートしてまた社会で共有した方がよいのか、私の結論は出ていませんが、少なくとも今までの考え方・価値観はアップデートは必須かとは思います。