お元気ですか?荒川区議の大月です。
本日は、荒川区が誇る「俳句文化」とその魅力を広める取り組みについてお話ししたいと思います。俳句と聞くと、どこか敷居が高いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。今回は特に、荒川区で開催されている「中高生俳句バトルインあらかわ」について魅力と課題、そして今後の展望を少し考えてみたいと思います。
荒川区と俳句で外せないのが、松尾芭蕉の存在です。芭蕉が『奥の細道』の旅に出た素戔嗚神社は、荒川区の地にあります。この歴史的背景を踏まえ、2015年には西川区長が「俳句のまち宣言」を行い、俳句文化の普及に力を入れています。さらに、南千住駅前には松尾芭蕉の銅像が建立され、地域のシンボルともなっています。
恥ずかしながら、私自身は俳句にはほとんど出来ません。ただ、俳句を通じて豊かな心を育む文化の重要性を改めて感じています。先日、愛媛県松山市を視察した際には、俳句を活用した町おこしの成功事例を目の当たりにし、荒川区でもさらなる活性化が図れるのではと期待を抱きました。
具体的に言うと、愛媛県松山市では「俳句甲子園」が行われております。日本の高校(中学も含む)から代表が選ばれ、松山市に集まり、高校別にトーナメント方式で2校が対決します。テーマに沿って俳句を詠み、その句をお互いが論評します。甲子園ですから、優勝高校を決めるわけです。まだまだ、「俳句甲子園」の知名度は低いと思いますが、体育会系の部活だけでなく、文化系の部活でも脚光を浴びることも大事だと思います。
続きます。