あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【新聞チェック:日経】挑戦とリベンジ:セブンイレブンの成功哲学

お元気ですか?荒川区議の大月です。

セブンイレブン

今回は、少し前にも書きましたが、セブンイレブンの挑戦とリベンジについてです。セブンイレブンは、商品化やサービス化を諦めないことで有名です。例えば、ATMを店舗に導入するなど、企画を思いついても、他の大手コンビニでは商社から降りてきた事業部長が潰します。なぜなら、彼らは失敗したくないからです。ずーっと、子会社に居ようとは思わず、失点を無くして、親会社戻りたい。しかし、セブンイレブンは常に挑戦し、リベンジしてきました。

セブンイレブンを長年主導してきたセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問の鈴木敏文氏は「行き詰まったら、やり方を変えればいい」と語っていました。

セブンイレブンのレジカウンターで提供するコーヒー「セブンカフェ」も、その一例です。スタートから約40年後の2013年にようやく成功しました。これだけは、3位の某大手コンビニが先だった記憶がありますが、セブンイレブンは諦めずに挑戦し続けました。

そして今回は、ドーナツに挑戦するということで、私も非常に興味を持っています。うちの近くのセブンイレブンにはまだありませんが、これが成功すればリベンジとなり、また2位3位との差となることでしょう。

セブンイレブンは、1990年代以降、日本でよく使われるようになった「リベンジ」という言葉を体現しています。プロ野球の西武ライオンズの松坂大輔投手が1999年にライバルとのエース対決でリベンジを宣言したことで流行語大賞に選ばれたこともありました。セブンイレブンも、競合に先行された分野で時間をかけて追いつき、付加価値を高めてきました。

そんなセブンイレブンが今秋に向けてリベンジに動いているのが、かつて苦戦したレジ横で売るドーナツです。2014年に参入し、当時の成功パターンを駆使してセブンカフェの次の集客の目玉にしようとしましたが、見事に失敗しました。しかし、セブンイレブンは諦めず、再び挑戦しています。

今回のドーナツ再挑戦のきっかけは、2022年に売り出したカレーパンの成功でした。工場でルーや生地をつくってカレーパンを製造し、いったん冷凍。これを店内調理器で揚げて提供すると大人気になりました。そして第5次ドーナツブームとも言われる今、「カレーパン方式でリベンジできないか」と再設計が進んでいます。

埼玉県内のセブンイレブンでは、7月に限定でドーナツが再び登場し、SNSでも話題になりました。1日に2桁以上売れる店が続出し、いよいよ秋口以降に首都圏などで本格的に販売する準備に入っています。

セブンイレブンの挑戦とリベンジの姿勢には、私たちも学ぶべき点が多いと思います。諦めずに挑戦し続けることで、成功を収めることができるのです。これからもセブンイレブンの動向に注目していきたいと思います。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。お読みいただきありがとうございました。