あら瓦版 (大月たけひろ)

国民民主党 荒川区議会の活動について

【視察】グリーハイム荒川(介護施設) 荒川区議会

お元気ですか?荒川区議の大月です。

先日、荒川区にあるグリーハイムの福祉・区民生活委員会にて視察に行ってきました。グリーハイムは30年以上の歴史を持つ建物で、さまざまな不具合が出ているため、改修が予定されています。

グリーハイムの外観

まず、建物の状態についてですが、確かに節々にさびが見られ、洗濯機もかなり古そうでした。これらの設備が老朽化していることは、住民の皆さんにとって大きな問題です。しかし、屋上には小規模ながら太陽光パネルが設置されており、環境への配慮も感じられました。全ての電力を賄うには至っていないようですが、こうした取り組みは評価に値します。

グリーハイム屋上の太陽光パネル
視察中に特に印象に残ったのは、洗濯場に「1丁目」「2丁目」「3丁目」と書かれていたことです。これは、1丁目が1階、2丁目が2階、3丁目が3階を指しているとのこと。昔は階ごとに町内会を催していたそうで、下町の地域の結びつきの強さを感じました。こうした地域の絆が、住民の皆さんの生活を支えているのだと思います。

また、フロアーでは入居されている方々の笑い声が響きました。山形県では1日1回「笑う」条例が可決されたそうです。おっ節介な気もしますが、笑うという行為は健康にはいい影響を与えると思いますので、あちこちで笑いが起こることはいいことと感じました。

質疑応答の時間には、介護職員の人手不足が一番の関心事として挙げられました。ほさか委員もこの問題を気にされており、定員が充足されているかどうかを尋ねました。施設が古いことや、毎日の報告が紙で行われていることが、若手職員がなかなか来てくれない原因だそうです。若手職員はiPadなどのデジタルツールでの報告を希望しているとのことでした。逆に、現在の職員のデジタルデバイド問題も起こる可能性もあり、そのバランスも必要ですね。

しかし、現在のところ介護職員はなんとか、まかなえているそうです。その理由は、同じ聖風会の近くの施設が閉鎖されたため、そこから職員が来てくれたからだそうです。

この視察を通じて感じたことは、改修とIT化の必要性です。建物の老朽化は避けられない問題ですが、適切な改修を行うことで、住民の皆さんが安心して暮らせ、職員の募集などにもいい影響を与えることを期待したいです。また、IT化を進めることで、若手職員の働きやすさを向上させることができるでしょう。

今後ともこの問題を委員会で審議を続けたいと思います。